6月21日、昨日は夏至でしたね。

 

 

一年で最も昼が長いといわれる日。暑さが増していくのはこれからでもあります。

 

 

今の季節は湿気対策をしっかりとしながら、少しずつ暑さ対策を取り入れていくのがおすすめです。

 

 

今の身体の状態を観察

 

 

今の季節といえば、湿度が高く、雨が降る日では日によって肌寒かったり蒸し暑かったりして気温差が激しいですよね。体温調整をしないといけない身体にとってはお仕事が増えることになるので、ストレスだと感じます。

 

 

飲食物の消化や吸収を担っている「脾」は湿気やストレスに弱い臓腑、どうしても不調が出やすくなってきます。

 

 

また、空気中に水分が多くなることで呼吸や皮膚からの水分の吸収が増えるので、身体の中はどうしても水分が多くなりがちです。

 

 

こんな症状はありませんか?

 

 

・身体が重だるい

 

 

・食欲が湧かない

 

 

・軟便、下痢傾向

 

 

・関節が張れる、痛む

 

 

・浮腫む

 

 

・舌に白い苔がベタッと付いている

 

 

・舌の縁に歯形がついている

 

 

望診では、これらの症状が出ているときには身体に要らない水が溜まっていると考えます。

 

 

要らない水の撃退法

 

 

もし、当てはまる症状がありましたら、「脾」を労わる、サッサと要らない水を出す、ことをして欲しいと思います。

 

 

「脾」を労わるには

 

 

・食べ過ぎ、飲み過ぎに気を付ける

 

 

・冷たいもの、なまもの、油ものを控える

 

 

・消化の良いものを食べる

 

 

・よく噛んで食べる

 

 

さっさと要らない水を出すには

 

 

・じわっと汗をかく程度に身体を動かす

 

 

(たくさん汗をかくと気・血を消耗してしまいます。40歳を迎える頃からは、じわっとくらいがおすすめです。)

 

 

・利尿作用のある食材の助けを借りる

 

 

(簡単に取り入れることができる、お茶のおすすめをご紹介しています。がぶ飲みしないで少しずつ飲んでくださいね。)

 

 

小豆茶、ハトムギ茶、トウモロコシの髭茶、ウーロン茶、紅茶、珈琲、緑茶、ハイビスカスティー、ローズヒップティー

 

 

おすすめのお茶は症状が気にならなくなったら止めることを忘れずに。身体はずっと同じ状態ではありませんので、身体に合わせて選んでいくようにしてくださいね。

 

 

健康は一日にしてならず

 

 

先日、自宅の本棚に並んでいる医師の日野原重明先生の著書がふと目に留まり、読んでみました。

 

 

「健康とは、生活の中で健康になることを実践し、健康をプラクティス(練習)していくこと」という一文。

 

 

見出しでもなく、太文字で書かれてもいない箇所だったんですけどね・・・東洋医学では、命を養うという意味で「養生」という言葉をよく使いますが、同じ意味だなぁととても印象に残りました。

 

 

日々の積み重ねで健康度は変わる。

 


自分自身を観察し、修正し、実行しながら健康度をあげていきましょうね。

 

 

夏至の季節の養生法

コメントを残す

Follow by Email
Instagram