私達の何かを感じることが出来る感覚には、視覚、味覚、感覚、嗅覚、聴覚の五つの感覚がありますね。
私自身、少し前に高熱を出して体調を崩した時には、気(エネルギー)不足が酷く、解熱をしてからも五感のうちの三つをあまり使えない、使いたくなくなるんだなぁということを経験しました。
これらのことを東洋医学的にはどの様にみることができるのか、また、五感を回復させるために実践したことをお伝えしていきたいと思います。
東洋医学で見る症状と臓腑(内臓)の関係
五感のうち、いつものように使えない、使いたくないと感じていたのは味覚、嗅覚、聴覚でした。
東洋医学的にみると味覚は五臓の「脾」、嗅覚は五臓の「肺」、聴覚は五臓の「腎」と繋がりがあるとみますけれど、
高熱を出していたことで、身体は体内の修復にエネルギーを優先して使いたいため、今、緊急を要さない(命にかかわらない)感覚器を使うことをやめたということです。
何かを食べると消化にエネルギーが取られてしまいますので食欲もありませんでしたが、何を食べても味がしない、匂いがない、いつも車を運転するときは音楽を流しているのですが、それさえも耳障りに感じて音楽を止めるという事をしていたんですよね。
これには自分でも驚きました。
五感を回復させるために実践した養生法
食欲がない時は無理に食べないことも養生の一つになります。
かと言って、何も食べないでいると気・血・水が減る一方ですので、消化がよくて食べれるものを少しづつよく噛んで。個人的には旬のフルーツだった「ぶどう」にとても助けられました。
薬膳の効能的にもぶどうは、五臓の脾、肺、腎に栄養を与えてくれて、気・血を補ってくれる食材です。瑞々しいぶどうは水分補給にもなりますので一粒、二粒とちょこちょこと頂いておりました。
果物の果糖はすぐに気(エネルギー)として使うことができますのでおすすめですよ。
そして、目を使うと血を消耗しますので控えめに、頭を動かすにもエネルギーが必要ですからゆったりとした気持ちでいれるといいですね。
好きな場所に行ってみる、好きな物を愛でる時間を持つ、こともしておりました。
五感を使うには気(エネルギー)が必要
今回のことで、五感はエネルギーがあってこそ感じれるものなのだと改めて気付くことができました。
いまいち五感を使えていないかもしれないという時には、気(エネルギー)不足になっていないかな?と振り返ることをして頂けたらと思います。
少し立ち止まって、エネルギーチャージをしてまいりましょう。