立春を迎えるのは2月の初め、まだまだ寒くて春を迎えました!といわれても実感が湧きにくいのが正直なところですよね…。

 

 

自然界の草木は、温かくなりだすと芽を出して花を咲かすことができるように私達の目には見えないところで準備を始めていますね。

 

 

私達も自然の一部ですので、私達の身体では少しづつ内臓の働きが活発になってきます。

 

 

これから少しづつスイッチを入れ始め、冬の間に溜め込んだ要らない脂肪を出していきますので、要らない脂肪をしっかりと出せる身体にしておくこと、溜め込んでしまうものを増やし過ぎないこと、がポイントです。

 

 

東洋医学的にみる、おすすめの春の過ごしかたのご紹介をさせて頂きますね。

 

 

発陳の季節

 

 

立春を迎えてから立夏を迎える前日までを春の季節、また、発陳の季節ともいわれています。

 

 

発陳とは、陳(古い)ものを押し出して、新しいものを発生させる、万物すべてが生き生きと栄え始めるということを意味しています。

 

 

これから季節がスタートするともいえますね。

 

 

春の季節と深くかかわる臓腑は「肝」

 

 

「肝」には、疏泄と蔵血の働きがあります。

 

 

疏泄の働きは、全身の気を巡らせていて、一緒に血液や水分を各臓腑に届けています。気・血・水が届くことで臓腑は活動ができますし、精神も安定します。

 

 

蔵血の働きは、血液を貯蔵しておいて、運動や感情の変化、気候の変化に合わせて必要な血液量を必要な場所に届けます。

 

 

気の巡りと血液量の調整をしているということで、東洋医学では自律神経は「肝」の仕事とみていて、代謝や解毒も含めて「肝」の仕事としています。

 

 

「肝」はとても忙しい臓腑なんですよね。

 

 

蔵血は月経がある女性にはとても深い関係がありますし、更年期を迎える頃は特に自律神経が乱れやすく疏泄が悪くなりがちなので気をつけて過ごしていただきたいと思います。

 

 

おすすめの過ごし方

 

 

ゆったりとした気持ちで、お散歩くらいのゆっくりとしたスピードでのウォーキングや身体を動かすことがおすすめです。

 

 

冬の間は身体を縮めていますが、同じように気持ちも縮めているといわれますので、内に向いていた意識を少しづつ外に向けて出していきましょう。

 

 

また、身体に溜まっている不要な脂肪を分解、代謝をし始めます。さらに脂肪を増やさないためにも油脂の摂取には控えめにしておくと負担がかからなくて済みますし、

 

 

「肝」が働きすぎると自律神経を乱す原因にもなってしまいますので気をつけてまいりましょう♪

 

 

おすすめの食べ物

 

 

「肝」がしっかりと働けるように元気を与えてくれるもの

 

干しシイタケ、イチゴ、カシス、うなぎ、ししゃも、牛・鶏・豚のレバー

 

 

気の巡りをよくしてくれるもの

 

ピーマン、三つ葉、レモンバーム、キンカン、グレープフルーツ、みかん、香辛料、カモミール、きんもくせい、ジャスミン、ラベンダー

 

 

血を補ってくれるもの

 

にんじん、ほうれん草、よもぎ、ライチ、あさり、あなご、いか、いわし、うなぎ、牡蠣、さば、たこ、ぶり、まぐろ、牛・鶏・豚のレバー、鶏卵

 

 

解毒を助けてくれるもの

 

黒豆、菊花、金針菜、せり、セロリ、とうみょう、菜の花、ニラ、ふきのとう、三つ葉

 

 

少しづつ、取り入れてみてくださいね♪

2月4日、立春を迎えました

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