3月20日に春分を迎えますね。
春分は昼間(陽)と夜(陰)の時間がほぼ同じになるといわれる日。
春分からは陽が増えてきて、内臓の働きは活発になってきますので、スムーズに循環ができる巡りの良い身体に整えてまいりましょう。
春分の頃の身体
春分を挟んだ前後の7日間を春の彼岸をいいますよね。
春の彼岸の頃というと、朝晩と日中の寒暖差があったり、日によっても寒暖差がありますので、身体は体温調整するのに忙しくしています。
体温調整をしてくれているのは自律神経ですので、自律神経には大きな負担がかかりやすい時期ともいえます。
自律神経と関わる臓腑
東洋医学では自律神経と関わる臓腑は「肝」とみています。
「肝」は気を流すこと、血液を蓄えていて必要な所へ必要な量を届けること、脂質やアルコールの代謝など普段から色んな仕事をしているんですね。
お仕事の数はというと、なんと500以上にもなります。
春の季節にバランスを崩しやすい臓腑は「肝」になりますが、
体温の調整をする仕事が増える分、普段からしている仕事を減らしていけると「肝」の負担を和らげることができますね。
「肝」の負担を和らげるには
「肝」は上へ外へと広がっていく性質を持っていてどちらかというと活動が過剰になってしまうことが多いのですよね…。暴走しがちな傾向にあります。
もともと「肝」がこなしている仕事は多いですので、個人的には、引き算の養生がおすすめしています。
・油もの、生ものなどの油脂類を控える(油脂の代謝は肝の仕事です)
・アルコールを控える(アルコールの代謝は肝の仕事です)
・カフェインを控える(気が上がりやすくなり、自律神経が乱れます)
・辛すぎるものを控える(気が上がりやすくなり、自律神経が乱れます)
・「肝」と労わる少しの酸味を摂る(甘味を足した甘酢がおすすめです)
・好きな香りを嗅ぐ、湯船につかる、深呼吸をする、笑うなど…意識的に副交感神経にスイッチを入れる
(自律神経が乱れると交感神経優位になりやすいため)
よかったらお試しくださいね。
春先に胃腸の調子を崩される方にも上記の養生はおすすめですよ♪